不動産マーケットの概況

首都圏でのマンション供給は、1970年代が4万戸程度でしたが、1994年以降は倍の8万戸前後となり、2008年以降は、また、4万戸前後となっています。 また、分譲価格についても、1990年前後のバブル期と同等もしくはそれ以上の価格で高値安定的に推移しています。
このようなマーケットの中で、注目すべき点は、築40年以上のマンションが毎年、首都圏だけで4万戸増加し、築35年以上のものは、8万戸増加していることです。 1972年以降で見るだけでも、築35年以上経過しているマンションは、既に100万戸を超えており、築30年以上のもので140万戸を超えております。 それだけ古いマンションに住まれている方が、多いということで、これは10年後には大きな社会問題になりかねません。古くなったマンションをいかに延命し、改修し、建て替えをしていくかという問題です。

首都圏のマンション供給戸数
首都圏のマンション供給戸数推移
首都圏のマンション累積戸数